『配達されない三通の手紙』(はいたつされないさんつうのてがみ)は、1979年制作の日本映画。
エラリー・クイーンの推理小説『災厄の町』(Calamity Town)を野村芳太郎監督が映画化した作品で、新藤兼人が脚本を執筆している。
出演:栗原小巻、片岡孝夫、松坂慶子、佐分利信、乙羽信子、小川眞由美、蟇目良、神崎愛
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Three Undelivered Mails (1979) / 配達されない三通の手紙のあらすじ
山口県萩市にある旧家の唐沢家には、光政(佐分利信)と妻のすみ江(乙羽信子)、それに麗子(小川眞由美)、紀子(栗原小巻)、恵子(神崎愛)の3人の娘が暮らしている。ある日、この家にボブ(蟇目良)というアメリカ人の青年がやって来た。彼は日本文化を学ぶために来日、伯父である光政を頼って来たのだ。
紀子は父の経営する銀行の行員である藤村敏行(片岡孝夫)と結婚することになっていたが、3年前に敏行が突然失踪して以来、部屋に引きこもって魂の抜けたような生活を送っていた。ある日、その敏行が突然帰って来た。紀子は大喜びし、久々に笑顔が戻った。それから数日後、紀子は敏行の本の間に挟まれた3通の封筒に入った手紙を見つける。それを読んだ紀子は驚いた表情を見せる。
その様子を見ていたボブと恵子は、手紙をこっそりと盗み見した。その手紙は全て、敏行の妹・智子(松坂慶子)に宛てられたものだったが、内容は恐るべきものであった。やがてその手紙に書かれた通りの事件が起こり、紀子が負傷、さらに智子が死んでしまう。
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